鳥に似た小型恐竜

sunday

2009年12月24日 10:59

 鳥に似た小型恐竜は、獲物を倒すのに毒を使っていたという新説を米カンザス大など

の研究チームがまとめ、米科学アカデミー紀要電子版で発表した。分析したのは、中国

遼寧省の白亜紀前期(約1億2000万年前)の地層から発掘された恐竜シノルニトサ

ウルスの頭骨。上あご後方にある牙の表面に先端まで伸びた溝があるほか、牙の根元に

毒の分泌腺を収容できる空洞が見つかった。研究チームは、現在もヤマカガシなどのヘ

ビやトカゲの一部が同様に奥歯に毒を持っていることなどから、この恐竜も鳥や哺乳(ほ

にゅう)類などにかみつき、毒が回って動けなくなるのを待って食べていた可能性が高い

と結論づけた。昔から、この手の動物はいたんですね。

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