脳腫瘍を抑える方法
もっとも悪性度が高い脳腫瘍(しゅよう)「膠芽腫(こうがしゅ)」の増
殖を抑える方法を、東京大のチームが見つけた。がんのもとになる幹細胞を
無力化させ、動物実験で効果を実証した。臨床応用できれば、生存率の大幅
な向上が期待できるという。膠芽腫は脳腫瘍の約1割を占める。放射線や抗
がん剤でたたいてもやがて再発し、患者の7割が診断から2年以内に亡くな
るという。東京のチ-ムは、再発の理由は脳腫瘍のもとになる「がん幹細胞」
が生き残るためだと考え、脳腫瘍患者から見つかった細胞増殖因子「TGF
ベータ」に着目した。その働きを抑える阻害剤を膠芽腫患者のがん幹細胞に
作用させたところ、増殖が抑えられた。これは凄い事です。
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